「UltraSharp 32 Ultra HD 8K Monitor」
米Dellは5日(現地時間)、米国ラスベガスで1月5日~1月9日に開催されている世界最大のテクノロジショー「CES 2017」の会場において記者会見を開催。PC用ディスプレイとしてフラグシップとなる「UltraSharp 32 Ultra HD 8K Monitor」を発表した。同製品は、世界初の32型8Kディスプレイで、PC用として販売されているディスプレイとしても初めて8K解像度をサポートした製品となる。
3,320万画素/10億色、280ppiという超高精細を実現
UltraSharp 32 Ultra HD 8K Monitorは、その名の通り32型/8K解像度(7,680×4,320@60Hz)のPC用ディスプレイ。3,320万画素/10億色、280ppiという超高精細を実現したパネルが採用されている。パネルの輝度は400cd/平方m、コントラスト比1,300:1という高精細、高コントラスト比になっているという特徴を備える。
【表】UltraSharp 32 Ultra HD 8K Monitorの仕様
画面サイズ
| 32型
|
解像度
| 8K(7,680 x 4,320@60Hz)
|
視野角
| 178度
|
コントラスト比
| 1300:1
|
輝度
| 400cd/平方m
|
カラーガンマ
| Adobe RGB 100%、sRGB 100%、Rec709 100%、DCI-P38 98%、Rec2020 80%
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インターフェイス
| DisplayPort 1.3×2、USB 3.0×4、BC1.2充電機能 UltraSharp 32 Ultra HD 8K Monitorの特徴 このため、各種の色域でも広範囲をサポートしており、Adobe RGB 100%、sRGB 100%、Rec709 100%、DCI-P38 98%、Rec2020 80%に対応している。実機で確認してみると、280ppiという高精細はなかなか強力で、Windows 10のタスクバーを表示させ、以下の写真のように指の大きさと比較して見ると、かなり細かな文字になっているのが分かる。Windowsの表示dpiを大きめに設定して利用することになるだろう。 指と比較するとタスクトレイのアイコンが非常に細かいことが分かる DisplayPort 1.3のケーブル2本で接続する 担当者によれば「8K/60Hzで表示するためには、Display Port 1.3のケーブルを2本で接続する必要がある。30Hzでよければ1本でも良い」とのこと。このため、8K/60Hzの表示を行なうためには、DisplayPort 1.3が2つあるGPUを用意し、かつケーブル2本で接続しなければならない。 米国での販売は3月22日からの予定で、Dell.comでの価格は4,999ドルからという。日本での販売などは現時点では未定だ。
関連リンク Dellのホームページ(英文)
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