Dell 27 USB-C Ultrathin Monitor(S2719DC)
Dellは8月31日(現地時間)よりドイツ共和国ベルリン市で開催されるIFAに先立って記者発表を行ない、同社のPC用ディスプレイの新製品を発表した。その目玉は「Dell 27 USB-C Ultrathin Monitor」で、USB Type-Cケーブル1本でPCと接続してWQHD(2,560×1,440ドット/60Hz)の解像度で表示が可能になる。VESAが規定しているHDRの規格であるVESA DisplayHDR 600に準拠しており、HDRコンテンツの再生も可能になっている。
また、Dellは廉価なフルHDディスプレイとなるSE2219H、SE2419H、SE2719Hの3製品を同時に発表した。それぞれ21.5型、23.8型、27型のディスプレイサイズで、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット/60Hz)となっている。
USB Type-Cケーブル1本で接続可能なDisplayHDR 600対応ディスプレイ
Dellの「Dell 27 USB-C Ultrathin Monitor(S2719DC)」は27型のWQHD解像度のディスプレイ。USB Type-C端子を備えており、同じくDP Alt Modeに対応したUSB Type-C端子を持つPCとUSB Type-Cケーブル1本で接続してディスプレイ表示を行なうことができる。
またUSB Power Delivery(PD)の給電に対応しており、最大45Wの電力をUSB Type-Cケーブルで接続しているノートPCなどに供給することが可能。
採用しているパネルはIPS方式で、5.5mmの狭額縁になっている。CorningのIris Light-Guide Plate(LGP)を表面ガラスに採用。ピーク時の輝度は600cd/平方mを実現しており、VESAが規定しているDisplayHDR 600の仕様に準拠してHDRコンテンツを楽しむことができる。また、AMDのFreeSyncにも対応している。
Dell 27 USB-C Ultrathin Monitorの正面
背面の端子
Dell 27 USB-C Ultrathin Monitorの横から
ディスプレイの入力は前出のUSB Type-C端子に加え、HDMI 2.0にも対応している。そのほか、USB端子が2つ(うち1つはUSB BC/7.5Wに対応)が用意されており、USB Type-C経由でPCを接続した場合には、USB Hubとしても利用することができる。
XPS 13などのUSB Type-Cを備えるノートPCにケーブル1本で接続してディスプレイ出力とUSB Hubの機能が利用できる
サイズ/重量はパネルのみで610.9×29×354.1mm(幅×奥行き×高さ)/5.16kg、スタンド込みで610.9×157.6×452.7mm(同)/8.26kgとなる。Dellによれば8月21日より受注が開始されており、価格は549.99ドルとなる。