Xperia 10 III Lite
ソニーは、Xperiaシリーズ初となるeSIM対応の5Gスマートフォン「Xperia 10 III Lite」を発表した。特定の国内通信事業者より8月下旬以降に発売予定。なお、ソニー広報に確認したところ、ソニーストアでの直販は現状予定していないとのこと。
Xperia 10 III Liteは、NTTドコモ、au、Y!mobileから発売済みの「Xperia 10 III」をベースとしつつ、一部仕様を変更したモデルだ。
仕様変更の中で特徴的な部分がeSIMに対応している点で、Xperaシリーズとして初のeSIM対応モデルとなる。物理SIMとしてNano SIMも1枚利用でき、Nano SIMとeSIMの同時利用および同時待ち受け(DSDS:Dual SIM Dual Standby、DSDV:Dual SIM Dual VoLTE)も可能。
また、SIMロックのかかってないSIMロックフリー仕様となっている。このほか、内蔵ストレージ容量が64GBとXperia 10 IIIの128GBから半減となり、FMラジオ機能も省かれている。
それ以外の仕様は、Xperia 10 IIIを踏襲。SoCはSnapdragon 690で、メモリは6GB。内蔵ストレージは64GBで、外部ストレージとして最大1TBのmicroSDカードが利用可能。モバイルネットワークは5G Sub 6に対応。
ディスプレイはアスペクト比21:9、表示解像度2,520×1,080ドットの6型有機ELで、HDR表示もサポート。
ディスプレイはアスペクト比21:9、表示解像度2,520×1,080ドット、HDR表示対応の6型有機EL
背面カメラは、16mm/F2.2で約800万画素の超広角カメラ、27mm/F1.8で約1,200万画素の広角カメラ、54mm/F2.4で約800万画素の望遠カメラの3眼仕様。低照度撮影の強化や子供、ペットの認識機能、秒間最高10フレームの高速連写時の自動明るさ調整などにも対応。前面カメラはF2.0で約800万画素。
背面カメラは、超広角、広角、望遠の3眼仕様
無線機能は、Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)とBluetooth 5.1を標準搭載。内蔵バッテリ容量は4,500mAh。「いたわり充電」や「最適化技術」により充電時のバッテリへの負担を軽減し、3年間劣化しにくい長寿命仕様となっている。
接続端子はUSB Type-Cと3.5mmオーディオジャックを用意。オーディオジャックはハイレゾオーディオ対応で、高音質Bluetoothオーディオ「LDAC」もサポートする。
また、IPX5/IPX8準拠の防水、IP6X準拠の防塵仕様や、おサイフケータイに対応。右側面の電源ボタンには指紋認証センサーを内蔵する。OSはAndroid 11。
右側面の電源ボタンは指紋認証センサー一体型
カラーは、ブルー、ピンク、ホワイト、ブラックの4色。本体サイズは68×154×8.3mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約169g。
カラーはブルー、ピンク、ホワイト、ブラックの4色